浦安藝大では、11月5日(日)に「ミチニワと観測所」プロジェクトのワークショップ「ヤネと空のあいだ」を開催しました。

これまで「ミチニワと観測所プロジェクト」では、「ヤネをさがそう」「ヤネをうかそう」が行われてきました。今回は、ヤネシリーズの第3回目となるワークショップで、気象予報士の斉田季実治さんをゲストにお招きして、浦安の気象を観測することをテーマにワークショップを行っていきます。

まちなか展示では、「防災」をテーマに、自然現象を五感で感じる作品を展示しています。今回のワークショップでは、風速や風向を観測する道具を携えて、実際に浦安の気象を観測していきます。

チームに分かれて浦安に吹く、さまざまな風を計測します。

ワークシートでは、最初に体感した気温や風の印象を書き留めます。その後、実際に計測して、気温が何度なのか、場所によってどのように異なるのか、“観測した体感”と“計測した数値”の関係に目を向けていきます。

それぞれのチームが計測した記録を大きな一枚の地図に書き込んでいくと、浦安の具体的な気象が浮き彫りになります。実際に報じられている気象情報と照らし合わせていきます。

▲気象予報士としてご活躍の斉田季実治さん。大学時代は防災についても研究していました。

気象予報士の斉田さんから、気象情報の見方についての解説がありました。日頃生活をしていると、大まかな天気と最高気温、最低気温くらいしか、気にすることはありませんが、気象予報からはもっと細かな情報を読み取ることができることに気づきます。

斉田さんの知識と、市民のリサーチを合わせることで、翌日の浦安市の気象がどのようになるのか、朝から夜にかけての風向の変化など、細かな予測をしていきます。

最後は参加者で作った気象地図と一緒に記念撮影。空に目を向けてみることや、風を肌で感じることで、少し未来の気象を予測し、日常の延長で防災意識を高めることの大切さに、気づきました。