浦安藝大では、1月20日(土)にワークショップ「『ポンプ場』から浦安の未来を創造してみよう」を中央公民館、新橋横ポンプ場で行いました。
ポンプ場は、浦安のまちを水害から守る重要な役割を果たしています。少しでもポンプ場が身近な存在となるよう今年もワークショプを行います。

▲内田悦嗣市長

市長が参加者のみなさんへ、浦安藝大の事業説明をしました。

▲道路整備課の説明

講師の田中の説明のあと、道路整備課からポンプ場の役割についてのレクチャーがありました。ポンプ場が果たす防災の役割について、まちの水害の歴史や、土地の高低差など、様々な視点からその重要性をともに考えていきます。

▲右:講師の田中一平

今年度のワークショップは観察と表現をテーマに、五感で身の回りの音を観察します。沈黙のなかで感じた音を言葉、擬音語、ドローイングで表現していきます。今回のワークショップでは、身体で浦安を「観測(スキャン)する」をテーマにプロジェクトを展開してきた樫村研究室の学生が、ファシリテーターとして参加しました。

表現したドローイングを、チームの中で共有します。同じ空間にいても、人によって捉えた音や感じた音は異なります。

次に、新橋横ポンプ場に移動して、野外で同様のワークショップを行います。公民館で感じた音とは異なり、風や水、車や飛行機など、より複雑な音を形にしていきます。

大画面のポンプ場の壁に、チョークという素材でドローイングします。音から派生して様々な形があらわれていきました。

描いたあと、何を観察し、それをどのように表現したのか、参加者のみなさんと共有します。気流のイメージ、人の会話音を形にしたものなど、抽象度の高い表現が多く生まれました。

最後に、道路整備課から水害と防災についての話がありました。側溝の落ち葉を掃除するなど、身近な風景の変化に気づくことで、水害を未然に防ぐこともできます。環境の観察を通して、防災のために行動するきっかけとなることを期待しています。