浦安藝大では、6月12日(水)に、樫村芙実と蓮溪芳仁、樫村研究室、浦安市役所のごみゼロ課、生涯学習課のメンバー参加のワークショップを開催しました。

今回のワークショップは、浦安駅周辺の3か所で、ゴミを探してその場所を地図にプロットしていくというもの。見つけたゴミをあるがままに地図に描き込んでいきました。

喫煙スペースの柵の周辺には、地面に落ちてしまった吸い殻が見られました。喫煙スペースの面積に対して、喫煙する人が多いのかもしれません。

駐輪スペースの自転車のかごには、ゴミのようなゴミでないようなものが。置きっぱなしの自転車のかごがゴミ箱になっているかもしれないし、自転車の持ち主はちょっと止めて用事中で、かごの中身は絶賛使用中のものかもしれない。

ゴミかどうかの判別も、意外と難しいのです。

30分間ほどでしたが、みんなで下を向いてゴミを探し歩いていると、気づくことも。
例えば私有地と公道の間、領域の境界線にゴミが多いな、とか、拾おうと思えるゴミと、長らくそこにあって、朽ちかけていて、もう触るのも憚られるゴミがあって、ゴミの賞味期限がありそうだ、とか、

浦安駅周辺では、ゴミ箱をあまり見かけないね、とか。

今回のワークショップは、課題を解決するためではなく、ありのままの現状を体験して見て知り、そこから何ができるかを考えることが目的のもの。実際にみんなで歩いて見て知ると会話になり、気づきを得ることにもつながりました。

普段気に留めない、ちょっとした身近なことを、誰かと一緒に見直してみる時間となった今回のリサーチ。

今後、樫村先生と樫村研究室による市民の皆さん向けのワークショップやイベントも予定されています。

お楽しみに!


text: Aya