浦安藝大では、10月14日(土)に、海外交流プログラムの第1回目のワークショップ「素材/材料のこと」を中央公民館で行いました。アルゼンチンから来日し、浦安に滞在しているアーティストマックス・ゴメス・カンレと、浦安市民在住の平田彩による「食」をテーマにしたワークショップです。
マックスの自己紹介の後に、参加者と一緒に浦安での生活や浦安の印象を話し合います。生活する中で感じる、浦安のまちは、どのような姿なのか、参加者がそれぞれ地図を描いていきます。まちの姿は人によって様々ですが、共通しているのは、自分の生活圏外の様子は意外と知らないということです。
各々の地図を描いた後は、マックスから食とアートの起源の共通性についての話を聞きます。調理や描くときに用いられてきた材料「木炭」を使って、みんなで話し合いながら1枚の大きな浦安の地図を描いていきます。
大きな浦安の地図を描いた後に、色とりどりの素材を用いて、自分にとっての浦安をピザに表現していきます。
ピザが焼き上がるまでの時間、マックスがアルゼンチンでよく飲まれるマテ茶を、原始的な手法を再現しながら作っていきます。アルゼンチンではマテ茶を回し飲みする習慣があり、人とのつながりを深めるきっかけになっています。
最後は、焼き上がったピザをシェアしながら交流を深めていきます。今も昔も、食がコミュニティを生みだすきっかけになっていることに、あらためて気づかされました。他者とのつながりとしての食文化は、新しい価値観やコミュニティを広げていきます。