家族や友だち、地域との大切な繋がりを形に残す
浦安の土を用い、親子や友人と手を重ね合わせ、その形を粘土で写し取り、大切な人とのつながりを形に残すプロジェクトです。展示では「つながりの器」を、浦安のつながりが咲かせた”花”に見立てて展示します。
アーティストからのメッセージ====
このワークショップを構想するにあたり、まず自分自身の家族とのつながりを思いました。「大人になってから、親と手をつなぐことはもうない。次に親に触れるのは、何かあった時なのかもしれない。」それは触れることを避けているのではなく、ただ素直になれない気持ちに近いものでした。だからこそ、成長とともに変わっていく身体のかたちを残すことで、その不器用さを越えて素直になれるかもしれないと思ったのです。
また、遠く離れた地元を思い出すと、記憶が少しずつ曖昧になっていることに気づきました。記憶は、匂いや触感といった小さなきっかけから連鎖のようにつながって蘇ってくるものだと思います。この器が、浦安の子どもたちが大きくなったときに、そばにいた家族や友達、そこで起きた出来事や笑い声、そして吹き抜ける爽やかな潮風を思い出させる存在になってほしい。どこにいても、どこからでも、自分の育った場所や大切な人を思い起こせるように。
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アーティスト:布下 翔碁
イベント









作品展示
つながりの器の展示「つながりの花壇」
第1期
日程:2025年8月25日〜8月29日
会場:NEW COAST 新浦安
第2期
日程:2025年10月28日〜11月3日
会場:MONA 新浦安 スパイラルコート
4月26日、27日に浦安市民まつりで親子で作ったつながりの器、浦安市立東小学校児童育成クラブで作られた器、そして7月に高洲小学校の3年生と4年生が作った器。家の庭の土、学校の思い出の場所の土など、浦安の中の大切な場所の土を混ぜて作られ、色鮮やかに焼きあがったそれぞれの「つながりの器」を花に見立て展示します。色とりどりの花が咲き誇る花壇のような景色が展示会場に現れます!是非ご来場ください!











