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一人ひとりの習慣や記憶、地域の歴史とも結びついた「食」をテーマに、国内外からの視点や経験を活かして、コミュニティの可能性を広げることを目的としたプロジェクト。本プロジェクトは、東京藝術大学のTURNプロジェクトとアルゼンチンを拠点とするBIENALSUR(ビエンナーレスール)との連携により実施。
アルゼンチン人アーティストのマックス・ゴメス・カンレが浦安に滞在し、「食」をテーマにしたフィールドワークやワークショップ等を、市民公募によって選出された平田彩とともに行いました。その後平田彩がアルゼンチンに渡航し、マックス・ゴメス・カンレとともに活動しました。浦安とアルゼンチンでの活動によって、世代・背景・言語等が異なる多様な人々が「食」を通じて体験を共有し、コミュニティを醸成するきっかけづくりができました。
インタビュー〜リサーチ編〜インタビュー〜振り返り編〜はこちら)

まちなか展示「海辺を散歩しながら/見つめながら」 会場|旧宇田川家住宅

商家としてかつて栄えた旧宇田川家住宅。マックス・ゴメス・カンレが浦安に滞在する中で見聞きしたり、感じたことを表現したドローイングや日誌等を展示するとともに、ワークショップで参加者と創作した地図も紹介しました。また、本展の後、浦安での体験をアルゼンチンの活動に繋げ、写真や映像を現地の展覧会で紹介しました。

【浦安藝大】2023海外交流プログラム_手話動画(日本手話) Japanese sign language
Urayasu Geidai’s overseas exchange program 2023, International sign language.

〈活動中に行ったワークショップ〉

アルゼンチンと浦安の文化を学び合い、時に混ぜ合わせながら、人と人との繋がりを築くきっかけをつくるための「食文化」を楽しむワークショップを行いました。
(ワークショップレポートピザ・地図・巻き飯で人がつながる!?/浦安滞在編ブエノスアイレスに浦安の風が吹く/アルゼンチン編浦安の食文化を創造する/海外交流プログラム報告会編はこちら)


「材料/素材のこと」2023年10月14日(金) 場所|中央公民館

味と場所の記憶などをとおして、自分が知るまちを共有し、参加者全員で大きな地図をつくり、それぞれの浦安を、ピザで表現するワークショップ。それぞれの想いが詰まった浦安のピザをシェアして、浦安について語りあい、新しい関係性が築かれました。


「つくるプロセスのこと」2023年10月22日(日) 場所|美浜公民館

かつて海苔の生産が盛んで、現在も名産品のひとつである浦安市。浦安の食を代表するあさりとともに、浦安の地図を海苔巻きで再現するワークショップを実施。海苔巻きをつくる前に、個人の浦安を描き、参加者全員で木炭を使って大きな地図づくりも行いました。この地図は、アルゼンチンで展示されました。

※2023年11月21日から12月2日には、アルゼンチンにて、マックス・ゴメス・カンレと平田彩が浦安の活動を反映したリサーチやワークショップ、展示などを行いました。また、帰国後の2024年1月27日と2月17日に、平田彩が本プログラムの活動報告とワークショップを浦安市で行いました。