日本とウガンダでの活動により、土地の個性を活かす建築を目指す建築家・樫村芙実(かしむら ふみ)がディレクションする当プログラムは、建築家・蓮溪芳仁(はすたに よしひと)と東京藝術大学建築科・樫村研究室がチームとなって取り組んでいます。

浦安市の環境や構造物、人々の行動などを解体・分析することで、地図情報だけでは得られない情報を見い出す新たな視点を探っていきます。眼で見て、手肌で感じた場所や空間を記述する彼らのリサーチは、観察と制作を繰り返し、場所との対話を試みることで、課題そのものをほぐしていきます。それは結果ではなく過程をおもしろがり、まちを眺める方法といえるかもしれません。そのような特徴を活かし、昨年度は「ミチニワと観測所」と題して〈防災〉と〈水害〉、今年度は「Value of Waste」と題して〈ゴミの減量化〉と〈第一埋立護岸の利活用〉の課題を内包したプログラムに取り組みます。

ディレクター:樫村芙実(建築家、東京藝術大学建築科准教授)
キュレーター:蓮溪芳仁(建築家)
秋谷匠太郎(樫村研究室修士一年)
石井開(樫村研究室修士一年)
石原咲良(樫村研究室修士一年)