装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したアートプロジェクトを展開する西尾美也(にしお よしなり)のディレクションするプログラムでは、『拡張するファッション』の著者・林央子(はやし なかこ)をキュレーターに、ファッション研究者・安齋詩歩子(あんさい しほこ)をリサーチャーに迎え、「拡張するファッション演習」を2023年から展開しています。人が生きている限り関わり続けるファッションの対話的な側面に着目して、浦安市の課題を内包したプログラムに取り組みます。

ディレクター:西尾美也
キュレーター:林央子
リサーチャー:安齋詩歩子
参加アーティスト:BIOTOPEharu.河野詩織北原一輝Shota Mitsuoka(五十音順)

実施中のプロジェクト


イベント一覧

BIOTOPE「あそびを装う」
①ワークショップ
アートディレクション、グラフィックデザイン、ファッションデザインを領域横断的に活動する2人組ユニットのBIOTOPE。昨年は身近なアイテムを作るワークショップで好評を得ました。今年は今川団地を舞台に、連結できるカラフルなビーチボールを膨らませて、つなぎ合わせ、まとったり設置したりして、写真に収めるまでを一緒に行います。▶︎申込フォームはこちら

  • 日時:2024年11月23日(土)14:00~16:00
  • 会場:今川団地(千葉県浦安市今川4-12)
  • 定員:20名 要事前申込

 ②展示
ワークショップで生まれた新しい生き物のようなビーチボールのオブジェが、今川団地の敷地内各所に出現します。今川団地の各棟の間には共同利用空間があり、子どもたちが遊びやすく、隣人とのコミュニケーションを図ることができるように設計されています。丁寧な暮らしが息づく団地を散策しながら、オブジェを探してみてください。

  • 日時:2024年11月24日(日)~12月1日(日)10:00~17:00
  • 会場:今川団地(千葉県浦安市今川4-12)
  • 交通アクセス:JR京葉線「新浦安」駅徒歩17分

北原一輝+河野詩織+林央子「循環する社会へ」
昨年のフォーラム「循環する社会へ」でも注目された「綿花」を、浦安で育てることを提案します。育てられた綿は、やがて糸に、生地にすることができます。浦安産の生地ができれば、いつかそれを服にすることもできます。播州織産地の畑で綿花を育てる活動を10年間続ける北原一輝さんと、有機栽培で13種類のコットンを仲間と育てるテキスタイルデザイナーの河野詩織さんとともに、生活の中から拡張していくファッションを考えます。▶︎申込フォームはこちら


西尾美也+Shota Mitsuoka+haru.「浦安するシルバーカー」 ※7日の会場が変更になりました。
高齢社会を象徴するファッションアイテム「シルバーカー」を装飾し、外出が楽しくなる装置に変換するワークショップです。ファッションをリードする若手のクリエイター2名、Shota Mitsuokaさんとharu.さんがファシリテーターを担います。参加者によって装飾されたシルバーカーは、「パブローブ in 浦安」で貸し出され、商業施設内や浦安の土地を散策することができます。▶︎申込フォームはこちら


西尾美也+L PACK.「パブローブ in 浦安」
「パブリックなワードローブ」を意味するパブローブは、市民から集めた服で「服の図書館」を作る西尾美也のプロジェクトとして、日本各地で展開してきた試みです。今回は駅ビルとして賑わうアトレ新浦安にパブローブを出現させ、服の貸出、服のリメイク制作、イベントなど様々な活動をおこないます。ワークショップで装飾されたシルバーカーも貸し出します。

  • 日時:2025年1月18日(土)~26日(日)10:00~21:00 (1月17日(金) 公開準備)
  • 会場:アトレ新浦安 ガーデンテラス
      (千葉県浦安市入船1-1-1
  • 交通アクセス:JR京葉線 新浦安駅 徒歩1分