触れることから、まちのかたちを観察する

このワークショップでは、まちの中にある床や壁、段差や素材の違いに目を向け、そこに触れ、こすり取ることで生まれる模様を出発点に作品づくりを行いました。

屋外では、大きな一枚の紙を囲みながら、参加者それぞれが気になった場所の質感をフロッタージュで写し取ります。
線が重なったり、濃淡が生まれたりと、偶然がそのまま紙の上に残っていきました。

室内に戻ってからは、11月に河川・海辺で行われたワークショップにて集めた模様を使って、シルクスクリーンに挑戦。

11月に開催されたワークショップにて、境川付近で採取したフロッタージュの様子


どの部分を使うか、どんな色で刷るかを考えながら、同じ素材からまったく異なる表情の作品が生まれていきます。

完成した作品を並べて眺める時間では、「どこを触ってきたのか」「どんな感触だったのか」といった言葉が自然と交わされ、まちの見え方や感じ方の違いがゆっくりと共有されました。

身近な場所にある質感を手がかりに、見る・触る・刷るという行為を通して、
それぞれの感じ方を持ち寄るワークショップとなりました。