絵から物語へ

今回実施したワークショップでは、先日の特別支援学級ワークショップで子どもたちが描いた絵を鑑賞し、それらをつなげながら一つの物語をつくり、さらにその表紙をデザインしました。
一枚一枚の絵に込められた気持ちやイメージを受け取りながら、絵本としてどのような物語にしていくかを考える時間です。

ワークショップでは、子ども同士でペアを組み、アーティストの上原加菜さんが制作した「物語考案シート」を使って制作を進めました。
「いつ」「だれが」「どこで」「なにをする」というシンプルな問いを手がかりに、絵の世界を想像しながら、少しずつ物語を組み立てていきます。

この日は、チャーム・ケア・コーポレーション事業構想室の小林大悟さんもワークショップの補助として参加し、子どもたちの制作をそばで見守りながら、声かけやサポートを行いました。
子どもたちがお互いの意見を聞き合いながら進めることで、物語は一人では思いつかなかった方向へと広がっていきました。

制作が進むにつれて、子どもたちは絵から物語を膨らませるだけでなく、場面の雰囲気をより伝えるために効果線や模様を描き足したり、文字の配置を工夫したりと、表紙づくりにも意欲的に取り組んでいました。
オリジナルの表現方法で表紙を仕上げていく姿からは、こちらの想像を超える発想力と集中力が感じられました。
絵を描いた子ども、物語を考えた子ども、表紙をデザインした子ども。
それぞれの役割がつながり、一冊の絵本が少しずつ形になっていく過程を実感できるワークショップとなりました。

次回は、今回参加してくれた子どもたちとともに、絵本に点字を打つワークショップを行います。

「うらっこでつむぐ絵本づくり」
全4回の記事:
①特別支援学級の小学生が絵本の挿絵をかく
②小学生が絵本の物語と表紙をつくる ◀︎
③完成した絵本に点字を打つ
④手話で読み聞かせする