先日、拡張するファッション演習「ののぽと育てる浦安綿花」の交流会を開催しました!
当日は子どもから80代の方まで、幅広い世代の20名が集まり、会場はとてもにぎやかで温かな雰囲気に包まれました。

はじめに、参加者一人ひとりが自己紹介をします。
「どんな場所で綿花を育てているか」「今年の成長の様子はどうか」といった話題をきっかけに、自然と笑顔が広がります。その後、プロジェクトのアーティストである北原さんと河野さん、そして拡張するファッション演習リサーチャーの安齋さんからオンライン上でご挨拶をいただき、プロジェクトの意義や、これからの展望についてお話を伺いました。綿花を育てることを通して、日常や地域と新しいつながりを生み出すヒントをいただきました。

丸い箸の先端にヒートンをつけ、丸くカットしたダンボールの中心に刺す。皆さんで分業するテーブルもあれば、もくもくとひとりのコマ作りに集中するテーブルも。

自己紹介の後は、綿花から糸を紡ぐための道具「コマ」を作ります。
参加者の方が持参したお気に入りの布を使い、それぞれのコマに貼りつけていきます。ダンボールを丸く切り、中心に丸い箸をさしたら完成。思い出のハンカチや大切にしてきた布の切れ端など、ひとつひとつに物語が込められていて、完成したコマはまさに世界に一つだけの特別な道具。仕上がったコマを手にした瞬間、子どもも大人も思わず笑顔になっていました。

今回の交流会は、世代を超えてつながり合える、まさに「拡張するファッション演習」ならではの時間となりました。
自分の育てた綿花に誇らしさを感じながら、仲間と一緒に学び合う。そんなひとときが、浦安のまちに新しい物語を紡いでいくのだと思います。
綿花は市役所下の花壇でも育てているので、気になった方はぜひ見にきてください!