浦安藝大では、10月21日(土)市民プラザで行われた「浦安藝大」のトークイベント「地域の課題×アート?」の映像を公開します。

▲【浦安藝大】2023トークイベント「地域の課題×アート?」(本編 2:12:43)

このイベントでは、2023年度に本格的に始動した「浦安藝大」について、その実践を紹介するとともに、地域課題に新たな視点でアプローチするアートプロジェクトの特性と意義を語り合いました。

前半のプロジェクトトークでは、これまで展示や演習を行ったアーティストの方々が発表を行いました。それぞれのプロジェクトについて、改めてねらいや過程、気づきなどの説明があり、市内で見られたアートプロジェクトの光景の理解が深まる内容でした。

後半のクロストークでは、渡辺龍彦氏(編集者)を司会に迎え、日比野克彦東京藝術大学学長と樫村芙実氏(東京藝術大学准教授)、西尾美也氏(同大学准教授)が、アートが地域課題に向き合う意味などを語り合いました。

アートを介することで「関係がなかったものや人との関係ができる」「見えないところを見えるようにする」など、アーティストの考えの一端を知ることができました。また、日比野学長からは、「アートとは美術館にあるものだけではないと知ってもらいたい」「日常生活の中で他者との交流や自分らしさを見つけることが、文化の力になります。改めて藝大が伝えていきたい」と、力強い言葉がありました。